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【日本語教師】「は」と「が」の説明方法は?

こんにちは。kirinです。

 

「は」と「が」の説明って、

一言でサクッとできるものではないので

なかなか難しいですよね。

 

私も初めて学生に質問された時

上手に説明できなくて、参考書とかブログとか

読みまくりましたが、難しい言葉でたくさん

書かれてあるばかりで苦戦しました。

 

 

最終的に自分の中で整理して

この文の場合は、これに当てはまる!

みたいな感じで、説明しています。

 

今日は、「は」と「が」について

私なりに整理したものをシェアします^^

 

 

1.  新情報【が】旧情報【は】

あそこに白い家ありますね。

あの家佐藤さんの家ですよ。

 

クラスに好きな人います。

その人とてもかわいいんです。

 

そこに傘あるんだけど、

それ借りたものだから勝手に使わないでね。

 

新情報【が】を使う時、会話の中で

新しい話題を提示するとき使います。

 

2. 取り立て【は】

みんなの日本語では17課で勉強するものです。

みんなの日本語17課(語彙&文型):教案を書くときのポイント!授業中によくある学生の間違いなど! - 台湾が大好きな日本語教師

 

お金どこで払いますか?

(= どこでお金を払いますか。)

 

ワインいつ買いますか?

(= いつワインを買いますか?)

 

ここで脱いでください。

(= ここで靴を脱いでください。)

 

取り立ての【は】を使うと、

___の部分を話題にすることができます。

 

 

3. 対比【は】

タバコやめたけど、お酒やめられない。

(タバコとお酒の対比)

 

Q: 動物が好きですか?

A: あ〜、犬好きですよ。

(他の動物は好きじゃない?)

 

中国行ったことがあるよ。

(他の国は行ったことがない?)

 

対比【は】の特徴は、

単文で【が】【を】などの助詞を使うとき

入れ替わってしまうことですね。

ex)

タバコ を やめた。→ タバコ は やめた。

好きです。 → 犬 は 好きです。

中国行きました。→中国(へ)は 行きました。

 

 

4.【は】後ろに注目! 【が】前に注目!

これおもしろいですよ。

→ おもしろい!!!!

  ということを言いたい

これおもしろいですよ。

→ これ!!!!

  ということを言いたい

 

 

佐藤さん200m泳げます。

200m泳げる!!!

 ということを言いたい

佐藤さん200m泳げます。

佐藤さん!!!

 ということを言いたい

 

 【は】後ろに注目!!の時は、

その主題について説明することが多い。

 

【が】前に注目!!の時は、

他の誰でも、何でも、どこでも

なく N が!!!と強く言いたい時です。

よく参考書なんかを見ると、

排他の【が】と説明されていることが

多いですね〜。

 

 

 

5. 疑問詞の後【は】ができない!

疑問詞

どこ 痛いの?

だれ 言ったの?

どれ 食べたい?

なにが あったんですか?

 

【を、に、で、から】などの助詞は

使えても、【は】と一緒に使うことが

できませんね〜。

どこは(X)

だれは(X)

どれは(X)

なには(X)

 

 

6. 自然現象、五官(目、鼻、耳など)で感じた【が】

降ってるよ!

ポスター破れていますね。

いい匂いする。

どこからかピアノの音聞こえるよ。

 

自然現象など出来事を客観的に伝えるとき、

自分の五官で感じたままを伝えるときに

【が】が使われやすいんですね〜^^

 

 

7. 複文:主節の主語【は】従属節の主語【が】

まず、【は】【が】の話の前に......

 

 

複文というのは、

文中に二つ以上の述語がある文のことです。 

 

単文:学校を休んだ

複文:熱があるので、学校を休んだ

 

そして複文は、二つのがあります。

それを、主節と従属節と言います。

 

主節:文中で一番メインの出来事

従属節:【たら、ので、けど】のような接続助詞を含む文

 ex)

熱があるので、学校を休んだ

主節:学校を休んだ

従属節:熱があるので、

 

 

* 名詞修飾節という節もあります。

  みんなの日本語では24課ですね〜^^

 

 

ということで...

 

 

複文の文法を勉強するとき、

(条件文とか理由の文とか)

【は】【が】の説明をすることが

必然的になるので、このポイントは

押さえておきたいですね!!

 

 

主節の主語【は】

お金がないので、どこも行かない。

君が行くなら、行かない。

 

従属節の主語【が】

佐藤さん来たら、会議を始めましょう。

怪我をした時、誰も助けてくれませんでした。

 

名詞修飾節の主語【が】

読んでいる本 は 難しそうです。

彼  ←

(文全体の主語は、「本」)

 

これは 毎日飲んでいる 薬です。

私  ←

(文全体の主語は、「これ」)

 

 

8. 〜は〜が構文

これはみんなの日本語24課で勉強しますね^^

N1 は N2 が 〜。

この文法は、

N1が話題で、N2が特徴などを説明する文法です。

N2は、能力や特徴などの文が来ます。

 

料理 上手だ。

彼女 長い。

北海道 食べ物 美味しい。

 

 

 

 

とまぁ....

 

 

こんな感じで【は】と【が】

 のポイントを分けて、

学生から質問がある都度

それぞれの文によって

適当に説明できるようにしておくと

いいかもしれません。

 

 

ただ、これは私が個人的にまとめたものなので、

このブログの内容では100%、理解できないと

思います....参考書などを読み込んで、

自分で納得できるような自分なりの【は】と【が】

のポイントを準備しておくといいと思います。

 

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

 

 

 

 

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