台湾が大好きな日本語教師

大好きな台湾のこと&日本語教師のことも書いています^^

みんなの日本語13課(語彙&文型):教案を書くときのポイント!授業中によくある学生の間違いなど!

f:id:kirin_sensei:20190628162301p:plain

みなさん、こんにちは。kirin先生です^^

 

教師1年目の頃は、教案を書くのも、授業をこなすのも毎日必死でした...。

本やインターネットからの情報集めは毎日の習慣になり、

特に先輩日本語教師のブロガーさん達には、本当に助けられました。

本ページのシリーズでは、少しでも新人先生の力になれたらいいなという思いから、書き始めました!

 

早速!今回は13課について見てきましょう〜

 

 

目次 

 語彙編

語彙導入のポイント

13課からは、助詞に注意することを習慣させたいです。

学生にとっては、13課以降から

だいぶ助詞がめんどくさくなってくるんですよね〜

 

遊びます:場所

どこで?だれと?いつ?と質問しながら口頭練習!

 → 「泳ぎます」「結婚します」も同じように^^

 

迎えます:人

この動詞、ちょっと教えにくいですよね....

私の場合、この単語はレッスンの中で使います。と簡単に説明します......はい。

 

疲れます

「(〜をすると、)疲れます」の形でよく使われますよね?

でも、13課のレベルだと「疲れましたか?」と質問するくらいでokですね。

 

買い物します

これ、意外とみんな間違える。

S:「デパートで服を買い物しました」

T:「あ〜...買いました」

S:「同じですか?」

ってな感じ。

 

場所でNを買います

場所で買い物します

 

使い分けを教えてあげた方がいいですね。

→「食事します」も同じように^^

 

散歩します:場所

この動詞、移動動詞「を」なんですが....。

絶対、みんな聞きます。「場所で」じゃないの?って。

私の場合、移動する絵を描いて、説明します^^

f:id:kirin_sensei:20190628133741p:plain

 空間: 空、観光地、横断歩道...etc

移動動詞:飛びます、歩きます、渡ります...etc

まだ未習の動詞ですが、学習者の母国語でも英語でもいいので、

似ている動詞を並べてあげた方が簡単に理解してくれますね^^

 

動詞は、こんな感じで学習者に助詞に意識させてあげることが大事!

あとで単語が増えれば増えるほど、

学生は助詞が嫌いになってしまうんですよね....。

 

〜頃

T:「〜ぐらいと同じです!」

S:「昨日、2時間頃サッカーをしました。」

T:「それは......期間ですね....えっと...」

ってならないように!注意しないといけませんね〜

頃:時間

ぐらい:数詞、期間、回数、時間

 

何か

この単語の説明は....大変....

私はいつも練習C2の時に、導入します。

 

導入

A「何か 食べたいです。」

A「何か 食べたいですか。」

A「何が(を)食べたいですか。」

 

3文を板書して、比較します。

この時、Bさんの答えは??

 

B「何を食べたいですか?」

B「はい、食べたいです。/いいえ、大丈夫です。」

B「寿司が(を)食べたいです。」

 

意味を教えるだけじゃなくて、会話の例を出すと理解しやすいようです。

→「どこか」も同じように^^

 

文型編

文法項目

  • A1:〜が欲しいです。
  • A2:私は〜たいです。
  • A3:〜たいです/〜たくないです。
  • A4:私は(場所)へ〜にいきます。

授業を進める時のコツ、ポイント

13課の文型は、簡単そうに見えるけど、

実は微妙なテクニックが必要な課でもあります.....

就職面接で模擬授業のテーマとして選ばれやすいところの理由でもありますね....

 

A1

(名詞)が欲しいです

と板書をしたら......

T:「(名詞)が欲しいです。」

S:「サッカーが欲しいです。」

T:「サッカー....は名詞です...けど....」

はい。こうなります。

 

動作性のある名詞を出さないように、ドリルや練習B1&2で乗り切るか、

名詞は名詞でも、どんな名詞なのか説明をする必要がありますね〜^^

 

A2

「〜たいです。」この文型はA1と同様、「私」の場合だけであって、

「〜さんは〜たいです。」ができない文型なんですが.....

できないって言ってしまうと、じゃあどうやって言えばいいか質問が来ますよね。

そんな文型は、まだまだ先の話で....

授業時間が限られているのに、説明している時間がないです。はい。

 

練習では、「私」の希望をいっぱい話す練習をしましょう〜

 

A3

言えない。なかなか言えない。

舌が回らない学生が多いんですよね〜。

な・の・に

練習Bでは、B4の(4)しか、ここしか、練習問題がない.....

じゃあ、作りましょう。徹底的に口を動かすことができるドリルを....

 

A4

段階に分けて、導入&練習をしなければならない部分ですよ!

学生にとっては、

  • 助詞
  • 初めての動詞活用
  • 語順

とあちこち神経を使わなければならないからです。

 

私は、動詞活用 → 基本練習 → 活動 まで

全部してしまってから

実は、「名詞 に 行きます。」もいいんだけどね〜

って感じで、最後に名詞バージョンを導入します。

 

じゃないと、楽をしようとする学生は、

全部「(名詞)に行きます」で言ってしまう人が出てきます。

まったく。

でも、「(名詞)に行きます。」も

動作性を感じない名詞だと、変な文になってしまいますからね.....

 

例えば、

 

スポーツに行きます。(?)

たばこに行きます。(?)

 

*スポーツもたばこも、この単語の中に動作性を感じにくい。

 

見るのか、するのか?

買うのか、吸うのか?

 

例えば、

 

「映画に行く」

映画=見るもの

 

「釣りに行く」

釣り=魚を釣ること

 

これらは、その動作以外が考えにくいです。

この場合なら、違和感がないんですけどね...

 

活動練習で使えるネタ  

A2

「〜が 〜 たいです。 」

を箇条書きに10個くらい書いてあるプリントを準備する。

とにかく書かせる。遅い学生は、書いてあるものを読ませるだけでもいい。

 

A3

A2で書いたものを、全て「〜が〜たくないです。」

に変えて練習する。誰が早く言えるか競っても楽しいかも^^

 

A4

どこで?誰と?いつ?

文型に慣れてきたら、助詞が大切になってくる。

この文型の最終活動は、やっぱりインフォメーションギャップですね^^

 

また気になる部分があれば、追記するかもしれません。

コメントもお待ちしていますね^^

 

プライバシーポリシー・お問い合わせ