台湾が大好きな日本語教師

大好きな台湾のこと&日本語教師のことも書いています^^

みんなの日本語46課(単語&文型):教案を書くときのポイント!授業中によくある学生の間違いなど!

f:id:kirin_sensei:20190906150202p:plain

みなさん、こんにちは。
kirin 先生です!

 

教師1年目の頃は、教案も書くのも、

授業をこなすのも毎日必死でした........。

本やインターネットからの情報集めは毎日の習慣になり、

特に先輩のブロガーさんたちには、

本当に助けられました。

本ページのシリーズでは、

少しでも新人先生の力になれたらいいな

という思いから、書き始めました!

 

 では、早速46課をみていきましょう!

 

 

目次

語彙編

語彙導入ポイント

46課の学生にとっては

簡単な語彙ばかりです。

1度は聞いたことがある

単語が多いので、導入後も

定着しやすいですよ〜

 

渡します:N/ 人

「あげる」と比較すると、

手から手にのイメージですね。

 

帰って来ます:場所 / 〜から

  • 出張から帰って来ます。
  • 家に帰ってくる時間が遅いです。

 

出ます:バス・船

S:また!!?出ます!!!?

T:はい。また、「出ます」です....

  (なんかすみません。)

 

出発しますの意味ですが、

バスと船の場合、「出ます」でも

出発するの意味になりますよ〜^^

 

届きます:N / 場所

  • 荷物が家に届きました。
  • 手紙が届きました。

 

入学します:学校

卒業します:学校

「入ります」「出ます」と

同じですね^^

f:id:kirin_sensei:20190702120541p:plain

 

焼きます:N

焼けます:N

自他動詞であることを確認して、

何が?の部分を導入しましょう〜^^

 

原因

「理由」との違いは、

悪いことに使われやすいです。

火事の原因、けんかの原因、離婚の原因...

 

具合

「調子」との差はなんでしょうか。

どちらも体調を意味する語彙では

ありますが、「調子」は

エアコンの調子、テレビの調子...

言えますよね〜^^

 

 

文型編 

文法項目

  • A1:〜ところです
  • A2:〜ばかりです
  • A3:〜はずです

授業を進める時のコツ、ポイント

A1「〜たところ」と

A2の意味の違いをはっきり

させておかないといけませんね。

 

A1

辞書形+ところ

ている+ところ

た形+ところ

直前、進行中、直後のそれぞれの段階に

焦点をあてて話すときに使われる文型です。

 

さて、それは

どんなときでしょうか.....

 

状況を説明するとき

などがこの文型が使われやすいですね^^

 

私の場合、

導入のシチュエーションは、

電話での会話に設定します。

相手がなにをしているか、

わからない状況であると

この文型が使われやすいですよね!

 

A:今、電話大丈夫ですか?

B:すみません、今から電車に乗るところなんです。

 

A:今、なにしてるの?

B:ご飯を食べているところ。

 

(空港で....)

A:今、どこ?

B:たった今、飛行機から降りたところ。

 

他にも、上司に

プロジェクトの準備が

どこまで進んでいるか

報告するとき....

 

上司:あの、プロジェクトはどう?

部下:さっきポスターができたところです。

 

何かの映像を見て、

説明をしているとき....

 

A:みなさん、楽しそうですね。

B:はい。一緒に料理をしているところです。

 

などなど。状況を人に教える、紹介するような

シチュエーションをいくつか準備しておくと

この文型のニュアンスが伝わるかと思います^^

 

A2

「〜たばかり」と「〜たところ」

どちらも直後を意味する文型ですが、

「〜たばかり」の方が、主観的です。

 

f:id:kirin_sensei:20190915204115j:plain

 

1年前に引っ越ししました。

A:最近、引っ越ししたばかりです。

B:そうなんですか〜!(先月?1か月前?かな〜)

 

半年前に日本へ旅行しました。

A:来週、日本へ旅行します。

B:また?この前、行ったばかりでしょう?

A:この前??半年前ですよ!

   1年に4回、日本へ行きます。

 

5か月前に入社しました。

A:あの...食堂はどこですか?

B:え!?

A:会社に入ったばかりですから...

B:3階です。(5か月前に入ったのに....)

 

ばかりなのに

ばかりなので

練習B6&7をする前に、

「のに(45課)」「ので(39課)」

の復習をしておいた方がいいですよね^^

 

みんなの日本語45課(単語&文型):教案を書くときのポイント!授業中によくある学生の間違いなど! - 台湾が大好きな日本語教師

 

みんなの日本語39課(単語&文型):教案を書くときのポイント!授業中によくある学生の間違いなど! - 台湾が大好きな日本語教師

 

A3

話者の判断「〜はず」です。

「確信」というキーワードと

導入すると理解しやすいです。

 

確信できるのは、強い根拠があるからです。

 

根拠:中国に20年住んでいた。

中国に20年住んでいたから、中国語ができるはずです。

 

根拠:病院の薬を飲んだ

病院の薬を飲んだので、治るはずです。

 

根拠:Aさんは大きい会社の社長です。

Aさんの家は大きいはずです。

 

ポイント1

自分自身には使えない文法です!

私は来年、結婚するはずです。

 

ポイント2

はずなのに

みんなの日本語初級では、

「はずなのに」を扱っていません。

時間と学生に余裕があれば、

簡単に導入してもいいかもしれませんね^^

 

以上、46課の内容でした!

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

 

 

 

プライバシーポリシー・お問い合わせ