みんなの日本語47課(単語&文型):教案を書くときのポイント!授業中によくある学生の間違いなど!
みなさん、こんにちは。
kirin 先生です!
教師1年目の頃は、教案も書くのも、
授業をこなすのも毎日必死でした........。
本やインターネットからの情報集めは毎日の習慣になり、
特に先輩のブロガーさんたちには、
本当に助けられました。
本ページのシリーズでは、
少しでも新人先生の力になれたらいいな
という思いから、書き始めました!
では、早速47課をみていきましょう!
目次
語彙編
語彙導入ポイント
今回の語彙は、47課に入るまでに
1度は聞いたことがあるかもしれません。
「します」の使い方を、整理すると
いいと思います。
・吹きます:風が
「フルートを吹きます」
は他動詞になってしまいます。
ここでは、提示させないほうが
いいかもしれません....
・燃えます:Nが
家、ゴミ、山.....
燃えるゴミ
燃えないゴミ
の確認をすると、留学生は
真剣に聞いてくれますね。笑
・亡くなります:人が
・集まります:人が
他動詞「集めます」は既習です。
自他動詞であることを確認しておきましょう〜
・別れます:人が・と
- 彼女と別れました。
- 両親が別れて、生活が大変です。
練習B3「あの二人は別れました」
取り立て「は」になっています。
・します
文型練習帳に、既習の「します」
整理するプリントがあります。
それを活用してもいいですね^^
・賛成:〜に
・反対:〜に
なかなか「に」という助詞が
使えません。
- 意見に反対します。
- 結婚に賛成してくれない。
- 税金が上がることに反対です。
・どうも
47課の文型「〜ようです」と
一緒に使われる副詞ですね^^
これ自体には、
はっきりわからないけど
という意味があると思います。
文型編
文法項目
- A1:〜そうです
- A2:〜ようです
授業を進める時のコツ、ポイント
文型の量は少ないですけど、
「〜そうです」は43課で勉強した
内容との差をはっきり区別させて
おかなければならないところです。
43課の復習から始めるのも
いいかもしれません。
A1
43課の「〜そうです」は、
視覚的に見た
直前・様子について話す
文型でした。
今回は、伝聞「〜そうです」
の意味になります。
- ニュースによると、地震があったそうです。
- 友達の話によると、Aさんは結婚するそうです。
- テレビで見たんですが、台風が来るそうです。
- 彼に(から)聞いたんですが、あの店は美味しいそうです。
ポイント1
「〜によると、」
「〜で見たんですが、」
「〜に(から)聞いたんですが、」
の表現は、説明がないと
なかなか使えないので、
導入しておきましょう。
ポイント2
普通形 + そうです
43課「そうです」は普通形では
ありませんでした。
A2
「〜ようです」
この文型は
自分の経験や体感(五感)から
判断して話す文型です。
* 比喩の意味は、中級で勉強します!
聴覚:パトカーや救急車の音が聞こえた。
事故があったようです。
嗅覚:カレーを作っているにおいがした。
隣の家は、カレーを作っているようです。
味覚:牛乳が腐っている
この牛乳は、腐っているようです。
視覚:店の玄関が濡れている。
外は雨が降っているようです。
触覚:パソコンの電源がつかない。
このパソコンは、壊れているようです。
ポイント1
43課「〜そうです」は、
視覚的の意味合いがとても強いです。
目で見た時の瞬間の感情を表現する場合、
43課の「〜そうです」がいいと思います。
ポイント2
みんなの日本語中級で、
「〜みたいです」を勉強します。
こちらの方が、口語的ですよね...
もしかすると、学生の中には、
テレビや映画、漫画などの影響で、
「〜みたいです」の意味を
知っている学生がいるかもしれません。
ポイント3
43課「〜そうです」は、
名詞+そうです
ができませんでした。
あの人は、日本人そうです。(X)
あの人は、日本人のようです。(O)
→ 服装、髪型、化粧などから判断
ポイント4
比喩「〜ようです」の例文を
出さないように注意したいです.....
- このパンは、(まるで)ケーキのようです。
- この本は、(まるで)辞書のようです。
以上、47課の内容でした。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました^^