みんなの日本語9課(単語&文型):教案を書くときのポイント!授業中によくある学生の間違いなど!
みなさん、こんにちは。
kirin 先生です!
教師1年目の頃は、教案も書くのも、
授業をこなすのも毎日必死でした........。
本やインターネットからの情報集めは毎日の習慣になり、
特に先輩のブロガーさんたちには、
本当に助けられました。
本ページのシリーズでは、
少しでも新人先生の力になれたらいいな
という思いから、書き始めました!
では、早速9課をみていきましょう!
目次
語彙編
語彙導入ポイント
9課では副詞を勉強することになりますが
副詞の語彙は、練習A(文型)の導入のときに
意味や使い方を確認する方がいいと思います。
・好き
・嫌い
・上手
・下手
8課で形容詞を勉強したばかりなので、
な形容詞の使い方も一緒に確認しておきましょう!
好きな人、嫌いな食べ物....
また、上手&下手の使い方にも注意ですね〜
絵が上手です、料理が下手です、絵が上手な人です.....
・チケット
7課に「切符」という語彙を勉強したので、
その差を聞いてくる学生がいるかもしれません。
先生によって区別する説明が違うと思いますが、
わたしは同じ意味だと導入しています。
「切符」は電車の切符、新幹線の切符、など
鉄道関係に使われる。と軽く話すだけですかね...
美術館の切符、コンサートの切符
としないように説明しておけば大丈夫でしょう!
文型編
文法項目
- A1:人は N が好き / 嫌いです
- A2:人は N が上手 / 下手です
- A3:人は N がわかります(副詞)
- A4:人は N があります
- A5:〜から 、〜(理由)
授業を進めるときのコツ、ポイント
前半より後半の文型が、難しいと思うので、
時間の使い方を考え方が良さそうです。
副詞はなかなか急に覚えられませんが
活動などを通して定着を図りたいですね!^^
A1
8課の文型では
ミラーさんはハンサムです。
の形で勉強したので、この板書の下に
今回の文型を板書して、
文の違いを比較するといいですね。
ミラーさんは ハンサム です。
ミラーさんは 日本 が 好き です。
ポイント1
疑問文にしたとき、
「好きじゃありません」と答えた方が
いいと説明しましょう!
「嫌いです」と答えるときは、
相手が友達や家族なら
大丈夫かもしれませんが、
目上の人や初めての人には
言葉が強い印象を与てしまうと
説明しておきます。
ポイント2
どんな N が好き
またまた8課との比較になってしまうんですが、
「どんな」この疑問文を使ったとき、
学生の頭の中では「形容詞+名詞」の
答えがあると思います。
8課と違って、9課での「どんな」は
そのまま名詞で答えてもいいことになっています。
【8課】
Q:どんな山ですか。
A:高い山です。
【9課】
Q:どんなスポーツが好きですか。
A:サッカーが好きです。
A2
T:「わたしはN が 上手です」ダメです!
S:「ん〜.....わたしは.......」
T:「わたしは N が好きです」
S:「好き!!??下手ですよ!!!?」
T:「えっと.....」
わたしは N が 好きですが、下手です!
こういう会話が何度かあると思います....笑
「得意」という形容詞もありますが、
わたしは9課の時点で導入はしません。
A3
副詞の勉強です.....
とその前に、「わかります」は動詞です。
6課以降、助詞「を」を使いましたが、
「わかります」は助詞「が」になると
導入しておきましょう〜!
ミラーさんは パン を 食べます。
ミラーさんは 漢字 が わかります。
副詞は、助詞「が」の後ろに入れて
練習しておきます!
ミラーさんは 漢字 が 少し わかります。
ポイント1
副詞は別のプリントで
表を作って渡しておくと
学生に喜ばれます^^
「あまり」「全然」がいつも否定形になること!
時間に余裕があれば、
頻度と形容詞の副詞も復習してもいいですね^^
A4
「わかります」と同様
助詞は「が」になります。
ミラーさんは お金 が あります。
ポイント1
彼女や子供はNGです!
A5
理由 から 〜
- 日本が好きですから、日本語を勉強します。
- 野菜が好きじゃありませんから、食べません。
- 来年日本で働きますから、毎日勉強します。
- プレゼントをもらいましたから、手紙を書きました。
- お金がありませんから、バスで行きます。
- 時間がありませんでしたから、買いませんでした。
この6つの形、
しっかり教えておきます。
です から
じゃありません から
ます から
ました から
ません から
ませんでした から
これを教えていないと
きれいな形で話すことができません。
ポイント1
〜から。
の形も忘れずに導入しておきましょう〜
以上9課の内容でした。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!